この記事は↓もくじの④になります
①~⑤によりバーエンドブレーキレバーセットのカスタムが完了します (^.^)/~~~
【Verge P10 カスタム】KCNC TTバイクブレーキレバー SK2256装着!!! 記事一覧
ディスクブレーキキャリパー選択:シマノSORA機械式 BR-R317
Verge P10のディスクブレーキキャリパーは折りたたみ自転車に多いポストマウント型です
ロードバイク標準のフラットマウント型と違い、ポストマウント型機械式キャリパーは選択肢が限られます…
まあ、全般に折りたたみ自転車向けのパーツはロードに比べると選択肢は限られますね~ (^^;
ポストマウント型ブレーキキャリパーを探しました!
GROWTAC グロータック EQUAL イコール 機械式ディスクブレーキキャリパー ポストマウント
機械式ですが、油圧式なみにブレーキフィーリングが良く、かつ軽量:136g (公式HP) と評判です!
このセットには専用のディスクパッド、ブレーキケーブル (アウター&インナー) が含まれており、高性能を達成しています (^^)イイネ!
レジン系ブレーキパッドなのでワイドタイプのディスクローターに対応します
なおディスクローターは140mmが標準のもようです
ロード向けパーツかと思ってましたが、ポストマウント型を用意してくれているのがうれしいですね!
しかし、モノがイイだけあって、高い… (T_T)
■GROWTAC EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー ポストマウント
TRP Spyre ポストマウント メカニカルディスクブレーキキャリパー
Tektroの上級版TRPの機械式キャリパーです
ロード向け対抗ピストンキャリパーなので効きが強そうですね!
セミメタリックパッドなのでナロータイプのディスクローターが適合します
なおディスクローター外径は140㎜、160mmどちらも対応します
■TRP Spyre ポストマウント メカニカルディスクブレーキキャリパー
シマノSORA 機械式ディスクブレーキキャリパー BR-R317
シマノ製ディスクブレーキキャリパーは多数ありますが、ポストマウント型機械式キャリパーになると選択肢がかなり少なくなります
その中でおススメなのがこの製品です! (^^♪
レジン系ブレーキパッドであり、Verge P10標準ローターSM-RT10Sが適合します!
■シマノSORA BR-R317 (フロント/リア)
シマノSORA機械式 BR-R317 ブレーキキャリパー組付け

Verge P10にブレーキキャリパーを組付けます
まずはフロント側から…
シマノBR-R317を↓図赤丸2カ所のボルトで仮止めします
次の作業でブレーキローターとの間隔を調整するので、キャリパーが軽く動くくらいで止めておきます
その後、ハンドル右側から通したフロント用ブレーキケーブルを赤矢印の位置に通します

ブレーキワイヤーをキャリパーに通して↓左図赤丸部分のボルトで固定します
ワイヤーはブレーキレバーとの間にたるみがないよう、しっかり引っ張って固定します
その後、↓右図四角赤枠の通りワイヤー先端にキャップを取付けていったん仮止め完了です


次にリア側…
フロント同様に↓図赤丸2カ所のボルトにより、ブレーキキャリパーが軽く動くくらいで仮止めします
その後、ハンドル左側から通したリア用ブレーキケーブルを赤矢印下から赤矢印上に向けて通します

同様に↓左図赤丸部分のボルトでブレーキワイヤーをたるみのないようしっかり固定、↓右図四角赤枠のようにキャップを取付け、リア側の仮止めも完了です


ブレーキキャリパーとブレーキローターの間隔調整

↑の記事で仮止めしたブレーキキャリパーと、ブレーキローターとの間隔を調整していきます
ここをサボると走行時シャラシャラと常にローターをこすった状態になったり、ブレーキパッドの当たりがズレて効きが悪くなるなど影響大です!
フロント側キャリパーから調整します
↓では調整しやすいよう車体を逆さに立てています
まず、キャリパー仮止め (軽く動く) 状態で調整ダイアル (↓の赤矢印①) を右回りに締め切るまで締め、ローターがパッドに固定された状態にします
その後、4ノッチ左回り (参考値) に戻し (↓の赤矢印②) 、パッドとローターの間にスキマを作ります

そしてフロントブレーキをしっかり握った状態で、キャリパー前後の固定ボルト (下の赤丸2つ) をしっかり締めて固定します

この段階でキャリパー側ブレーキパッドとブレーキローターの位置関係は↓の状態です
ブレーキ外側 (↓では下側) のパッドがローターより4ノッチ分スキマが開いた一方、内側(↓図では上側)のパッドはローターに接触しています

ここでブレーキキャリパー調整ダイアル (↑の↑の↑図) を左回り (赤矢印②) にもう4ノッチ (参考値) 回します
ブレーキ内側 (↓図では上側) のパッドがローターより4ノッチ分スキマが開きました
これにより、内側と外側(下図では上下)のパッドとローター間に適切なスキマができました


パッドとローター間のスキマは1mmもありません!!!
リアブレーキ側も調整作業は同じです
↑で説明した調整ダイアルをもっと回して間隔を広げると調整は楽ですが、ブレーキの引きしろが伸びることになり、今回のブレーキセットの組合せではフルブレーキングより前にブレーキレバーがハンドルに当たり十分な性能が発揮できません
何回か調整することでベストな値が見つかります! (^^;
なおこのキャリパーとローターの間隔調整はホイール脱着時やパッド消耗時にも必要になります
Vergeはクイックリリースなのでホイールを脱着すると微妙にズレます (以前ずっとローターをこすっていたことがありました… (T_T; )
スルーアクスルならズレないんですかね?
ちなみに油圧ディスクキャリパーの場合、ローター中心線に両側のパッド挟み位置を合わせて固定すれば、ローターとパッドのスキマはキャリパーが自動調整してくれます
パッドが減っても自動調整されます (優秀!)
ブレーキレバーのストローク調整

最後にブレーキレバーのストローク調整をします
ブレーキレバーを複数回思いっきり握り、フルブレーキングの状態でハンドルにぶつからないかチェックします

ブレーキレバーを思いっきり握って握りしろに余裕がない場合、ケーブルを調整します
ここでは微調整について説明します
レバーがハンドルにぶつかるほど握りしろが伸びている場合、以下の初期組付けを参照ください
シマノSORA機械式 BR-R317 ブレーキキャリパー組付け
ブレーキケーブルの微調整には↓の赤矢印部分を回し伸ばすことでケーブルの微妙な伸び、たるみを調整できます
↓はリア部分ですが、フロント側も同じ作業です

機械式はワイヤーが伸びます
特に新品をセットした初期には結構伸びるため、ブレーキの引きしろが伸びたな~と感じた時には要調整です



KCNC TTバイクブレーキレバー SK2256装着作業完了です
次回はバーエンドブレーキセットに変更したインプレを投稿します!
次の記事:【KCNC TTバイクブレーキレバー SK2256】バーエンドブレーキレバー試乗!!!
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